WordPressのバックアップ方法|UpdraftPlusを使った自動保存・復元手順
WordPressでブログやサイトを運営する上で、最も重要なリスク管理が「バックアップの取得」です。
どれほど注意していても、「プラグインの更新後に画面が真っ白になった」「テーマのコードを編集したらエラーが出た」「間違えて大切な記事を削除してしまった」といったトラブルは突然発生します。
バックアップさえ手元にあれば、万が一サイトが破壊されたとしても数分で元の状態へ復元できます。本記事では、定番プラグイン「UpdraftPlus」を活用した、完全自動でのバックアップ&ワンクリック復元手順を分かりやすく解説します。
1. なぜプラグインによるバックアップが必要なのか?
「レンタルサーバーの自動バックアップ機能があるから大丈夫」と考えている方も多いですが、それだけに頼るのは危険です。
サーバー標準バックアップとプラグインバックアップの違い
- サーバー側の自動バックアップ:
サーバー全体のトラブルには強いものの、データの復元作業に時間がかかったり、復元手数料(有料)が発生したりする場合があります。
- プラグイン(UpdraftPlus)によるバックアップ:
管理画面からいつでも手動・自動でバックアップが取れ、保存先を外部クラウド(GoogleドライブやDropboxなど)に分散管理できます。万が一の際も管理画面からワンクリックで無料かつ即座に復元可能です。
両方を組み合わせることで、二重の安全網を構築できます。
2. UpdraftPlusの基本設定と自動バックアップ手順
「UpdraftPlus」は、世界中で数百万人以上に利用されている最も信頼性の高いバックアッププラグインです。
ステップ1:UpdraftPlusのインストールと有効化
- WordPress管理画面の 「プラグイン」>「新規プラグインを追加」 を選択
- 検索窓に 「UpdraftPlus」 と入力
- 「今すぐインストール」 をクリックし、完了したら 「有効化」 をクリック
ステップ2:自動バックアップスケジュールの設定
- 管理画面の 「設定」>「UpdraftPlus バックアップ」 を開く
- 上部の 「設定」タブ をクリック
- 以下の項目を設定する
- ファイルバックアップのスケジュール: 「毎日」または「毎週」に設定し、保持数を「4〜8個」に設定
- データベースバックアップのスケジュール: 「毎日」に設定し、保持数を「8〜14個」に設定
ポイント: データベースには記事の文章や設定情報が含まれるため、日々の更新頻度が高い場合は「毎日」のバックアップが推奨されます。
ステップ3:外部ストレージ(Googleドライブ等)との連携
バックアップファイルをWordPressと同じサーバー内に保存しておくと、サーバー自体に障害が起きた際にバックアップデータごと消失するリスクがあります。必ず外部クラウドへ保存しましょう。
- 保存先一覧から 「Google Drive」(またはお好みのクラウドストレージ)を選択
- 画面最下部の 「変更を保存」 をクリック
- ポップアップ画面が表示されるので、「Google アカウントで認証」 のリンクをクリック
- Googleアカウントにログインし、アクセス許可を承認
- 最終画面で 「Complete setup(セットアップを完了)」 をクリック
これで、指定したスケジュールに従ってバックアップファイルが自動的にGoogleドライブへ保存されるようになります。
3. 手動で今すぐバックアップを取る方法
テーマやプラグインの更新、コードの編集など、リスクのある作業を行う直前には手動でバックアップを取得しておくと安心です。
- 「設定」>「UpdraftPlus バックアップ」 の「バックアップ/復元」タブを開く
- 青色の 「今すぐバックアップ」 ボタンをクリック
- 表示される確認画面で、以下のチェックが入っていることを確認
- 「バックアップにデータベースを含める」
- 「バックアップにすべてのファイルを含める」
- 「今すぐバックアップ」 を実行
数分でバックアップが完了し、最新のバックアップ履歴が表示されます。
4. 万が一のトラブル時!「UpdraftPlus」での復元(リストア)手順
サイトの表示が崩れたり、エラーが発生したりした場合は、取得しておいたバックアップデータから簡単に復元できます。
- 管理画面の 「設定」>「UpdraftPlus バックアップ」 を開く
- 画面下部の「既存のバックアップ」一覧から、戻したい日時のデータの横にある 「復元」 ボタンをクリック
- 復元したいコンポーネント(データベース、プラグイン、テーマ、アップロード等)すべてにチェックを入れる
- 「次へ」 をクリックし、ファイルのダウンロード完了後に表示される 「復元」 ボタンを押す
- 「復元は成功しました」と表示されたら作業完了
まとめ
バックアップ環境の構築は、サイトを開設したら初期設定と合わせて真っ先に行うべき「保険」です。
- UpdraftPlusを導入する
- 自動スケジュールとGoogleドライブ連携を設定する
- 重要な変更作業の前には手動バックアップを取る
この仕組みを一度作っておくだけで、突然のシステムトラブルや操作ミスに怯えることなく、安心してサイトの運用・記事執筆に集中できます。