DNSレコードとは?種類と変更時の注意点を初心者向けに解説
DNSレコードは、ドメインへの問い合わせに対して接続先やメール配送先などを返す設定です。値を誤るとWebサイトやメールが利用できなくなるため、変更前の記録が重要です。
主要なDNSレコード
| 種類 | 主な役割 | 注意点 |
|---|---|---|
| A | ホスト名をIPv4アドレスへ対応付ける | Webサーバー移転などで使用 |
| AAAA | ホスト名をIPv6アドレスへ対応付ける | Aレコードと別に動作する |
| CNAME | 別のホスト名を参照させる | 同じ名前に他のレコードを置けない場合がある |
| MX | メールを受け取るサーバーを指定する | 優先度と末尾の表記を確認 |
| TXT | 文字列情報を登録する | SPFや所有権確認など用途が複数 |
| NS | そのゾーンを管理するネームサーバーを示す | 委任関係に関わるため慎重に変更 |
TTLとは
TTLは、問い合わせ結果をキャッシュとして保持する時間の目安です。短くすれば必ず即時反映されるわけではなく、変更前の値がすでにキャッシュされている場合は、その期限まで古い情報が利用されることがあります。
安全な変更手順
- 現在のレコードを保存する
名前、種類、値、優先度、TTLをスクリーンショットだけでなく文字でも保存します。 - 変更の目的を一つに絞る
サーバー移転とメール移転など、複数の変更を同時に行うと原因を切り分けにくくなります。 - 新しい接続先を先に準備する
Web表示、SSL、メールアカウントを用意してからDNSを切り替えます。 - 影響の少ない日時に変更する
担当者やサポートへ連絡できる時間帯を選びます。 - 複数環境で確認する
Web、メール、主要なサブドメインを別回線やDNS確認ツールでも確認します。
よくある間違い
- MX変更時にメールアカウントを先に作っていない
- SPF用TXTレコードを複数作成する
- CNAMEと他レコードを同じ名前へ設定する
- ルートドメインとwwwを混同する
- 反映待ちの間に何度も値を変更する
- ネームサーバー変更と個別レコード変更を混同する
変更後に問題が出たら
まず変更前の記録と現在値を比較し、Webだけか、メールだけか、特定回線だけかを確認します。緊急で戻す場合も、どの値を戻したか記録してください。キャッシュのため、元へ戻しても即時に全環境へ反映されるとは限りません。